信仰の強さ

西平椿公園から

大江天主堂へ向かいます

ナビでは20分ほどで到着するはずでしたが

ナビが途中で

車のいる場所を認識しなくなり

私のせい?

こっちだろうと勝手に向かったら

すごく遠回りしたうえに

行き過ぎてた 😥

だいぶ時間をロスしました

大江天主堂の前に

隠れキリシタンの貴重な遺物を集めた

天草ロザリオ館でお勉強


お経を封じ込めるために使われた

「経消しの壺」が残されています


キリシタンの家に死者がでると

表面上は仏教によるお葬式でお経をあげてもらう

しかし、信徒たちは

読経のあいだ隣の家に集まって

そのお経を打ち消すため

オラショ(祈りの言葉)を唱えたそうです

消すだけではなく封じ込めるという徹底ぶりに

キリスト教への信仰心の強さを感じますよね


母子観音像の形をしたマリア像や

密かな祈りの場所である

かくれ部屋のジオラマなど

天草の潜伏キリシタンに関する資料が

とても見ごたえありました


ロザリオ館を出て裏の山を登っていくと

大江天主堂

教会のなかは撮影禁止

中では一人の女性が

熱心にお祈りをしていました


天草ロザリオ館から

﨑津集落へ

﨑津集落の先にある

海上のマリア

マリア像の向こう側に沈む夕陽が

天草夕陽八景の一つとして有名

近くまで行けるのかと思ったら

行けなかった

「天草の﨑津集落」の歴史を紹介する資料館

「みなと屋」

貝殻の内側の模様が

聖母マリアに見えるのを案内の方が説明してくれたり

潜伏キリシタンが信仰のために使っていた道具類が

展示されています


﨑津教会

大江天主堂が「山の教会」なら

﨑津教会は「海の教会」

教会では珍しい畳敷きです


教会が建っているこの土地は

弾圧の象徴である「絵踏み」が行われた場所に

祭壇が配置されているそうです


教会の前面は鉄筋コンクリート造り

後方は木造となっているのは

土地所有にお金がかかったから

と言われているらしい

この建物は130年ほど前

信者が提供した土地に建てられた

木造の教会です

以前の教会のすぐお隣には

﨑津諏訪神社

神社と教会がお隣同士に建っているのは

驚きだけど

そういえば長崎のグラバー園のそばにも

「祈りの三角ゾーン」という

神社、お寺、教会が隣接している場所がありますよね

﨑津集落を歩いてみる


湾の反対側にある教会公園からの﨑津教会


長い間禁じられても

ひっそりとコミュニティを維持して

信仰をし続けるということ

そこまで強く信じることができる信仰が

本物なんだろうな


港町にはどこに行っても猫ちゃん


この﨑津集落で天草ともお別れ

有料道路を通らず2時間半

熊本駅のレンターカー屋さんへ

のんびり戻ります


注) 津、津と

パンフやネットには

二通りの表示があるのですが

私は﨑津で統一しています