棟方志功を見る

3月末で閉館した

棟方志功記念館

その収蔵していたすべての作品を

この美術館で保管されることになり

今回初めて見てきました


世界的に有名な版画家

棟方志功

その展示品は

版画はもちろん、油絵

本の装丁、挿絵、屏風など

かなりボリュームがあるものでした


宗教的な版画が多いと思っていたけど

そればかりではない

どんな仕事でも

楽しんでやっていたんじゃないか

と思わせる作品の数々


谷崎潤一郎の小説「鍵」の挿絵

右から左へインクの刷り方?で

完成される…の図

説明なくてもわかるこの方


元の版画


棟方志功は

版画という字は使わずに

「板画」という字を使っていたそうだ


板が生まれた性質を大事に

木の魂というものを

直に出さなければだめ

そして板の声を聞くということが

「板」を使うことにしたそうだ


版木に顔を近づけて彫っていた様子も

写真で残っていましたが

どの作品も迫力があり

とても情熱的なものばかりでした